入院中の治療について

治療には、薬物療法をはじめいろいろな方法がありますが、患者様一人ひとりの症状に合わせて、いくつかの治療を組み合わせて行います。ここでは、リハビリテーションを目的とした主な治療法をご紹介します。

グループ
ワーク
グループワーク

テーマに沿ってグループメンバーで「困っていること」「疑問に思っていること」「うれしかったこと」などを話し合いスッキリ、元気になれる場を提供できるよう、努力しています。

参加するメリット
  1. 日常生活のスキルアップ(ADL、コミュニケーション技術など)が出来るようになる。
  2. 物事のとらえ方、判断の仕方や考え方が前向きになる。
  3. 退院後の生活において必要な技術を獲得出来るようになる。

主なテーマとその内容

テーマ 主な内容
生活習慣 生活リズム、睡眠、食生活、排泄、運動について
健康管理 タバコ、間食について
対人関係 人に物を頼んだり、断る方法などのロールプレイ
社会資源の利用 交通機関の利用、公的機関の利用を実施する
緊急時の対応 心配事の相談方法、悪化時の対処について
作業療法
作業療法

精神科作業療法とは、精神疾患を持つ患者様が、その人らしくより良い生活が送れるように、作業活動を通して心身の機能回復や社会生活能力の向上を支援するリハビリテーションのことです。
参加を通して以下の目的を目指します。

  • 生活リズム、体力作り、活動性や意識の向上
  • 楽しみ、気分転換、ストレス発散
  • 他者との関わりや交流
  • 退院への不安の軽減
  • 知識や趣味の獲得
作業療法のメリット
  1. 共に作業をすすめる者同士の連帯感や信頼感を築くことが期待できる。
  2. 作業を通じて何かを生産することで情緒性を育む。
  3. 人とかかわるきっかけをつかみ、対人的な自分の居場所を見つけ、安心感をもたらす。

作業療法の内容

個人活動 編み物・裁縫・ビーズ・紙工作・塗り絵・絵画・書道・書字・パソコン・革細エ・籐細工・木工・読書・音楽鑑賞など
集団活動 カラオケ・映画鑑賞・YouTube動画鑑賞・体操・卓球・レクリエーションなど
退院前プログラム 調理、洗濯、掃除などの基本的な家事動作訓練・英会話

療養型病棟 身体リハビリテーションの取り組み

精神疾患や認知機能低下による心身の障害、それによる生活上の障害、その他の理由により「離床が困難」「寝たきり傾向」「歩行不安定」「寝返り、起き上がり、立ち座りなどの基本動作が困難」など、活動量減少による体力低下や高齢化に伴う身体面での問題の顕在化があります。そういった患者様に対し、専従作業療法士を中心に心身機能・認知機能の回復を図る取り組みを行っています。

心理検査
心理検査

心理検査は主治医の指示により必要に応じて実施されます。
例えば、①診断の補助、②後見人・保佐人の申立て、③障害者手帳や障害年金の申請、④運転免許関連の書類を作成、⑤発達特性の評価、⑥その他「学校や職場でうまくいかない」「もの忘れが増えてきて不安」といった不安や症状の状態の見立てのため、目的に応じて検査を行います。フィードバックを通じて、お悩みに対処する方法を一緒に考えるために行われます。
心理検査は知能検査(WAIS、WISCなど)、人格検査(Y-G性格検査、TEG、文章完成法、P-Fスタディ、描画テスト、ロールシャッハ・テストなど)、認知機能検査(SDS、AQ、HDS-R、MMSE、FAB、ADAS、MSPAなど)を必要に応じ組み合わせて実施します。主治医の指示のもと、臨床心理士・公認心理師が検査を行い、結果は後日お伝えします。
簡易な認知症の検査を除き、心理検査は予約制です。患者様の負担を考慮し、数回に分けて実施する場合があります。

心理カウン
セリング
心理カウンセリング

ストレス、不安、怒り、悲嘆、フラッシュバック、依存、強迫行為、拒食・過食…病気の背景に心理社会的な課題があると考えられた場合、主治医の判断により臨床心理士・公認心理師によるカウンセリングが導入されます。対話を通して思考や行動のパターンを整理したり、感情のコントロールを学んだり、自分の特性とのつきあいかたを考えたりしていきます。

地域に開かれた行事

地域に開かれた病院・施設運営をこころがけています。文化祭は、地域の皆さんも楽しみにしてくださっています。

Photo:病院文化祭恒例の移動動物園は大人気。

病院文化祭恒例の移動動物園
精神科のお問い合わせ
06-6332-0135